TOP > 吹奏楽(ヒットポップス編)一覧 > ありがとう/いきものがかり
すいパラ~ヒットポップス編
総合難易度(レベル)
編曲者 | 羽毛田 耕士(ハケタ ヤスシ) |
---|---|
作曲者 | 水野良樹 |
楽曲解説 | 今や日本を代表するバンドとなった、いきものがかりの18作目のシングル曲(2010年5月)。NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌になったこともあり、オリコン・シングルランキング2位、20万枚を超えるセールスで、いずれも自己最高記録を更新しています。もちろん同年末には、3度目の紅白歌合戦出場を果たしました。楽曲のテーマは"感謝"。ありがとうの気持ちを伝えるメッセージ性が、幅広い世代からの支持を集める結果となったのでしょう。 |
総合難易度(レベル) | |
---|---|
TP最高音 | A |
ソロ | 1st Alto Saxophone in E♭(難易度: ) |
鍵盤打楽器 | Marimba(Glocken)※( )内の楽器は省略可 |
使用パーカッション | Congas、Samba Whistle 、Surdo、 Agogo、 Shaker |
構成 | Piccolo×1、1st & 2nd Flutes×2、(Oboe×1)、(Bassoon×1)、1st & 2nd &3rd Clarinets in B♭×3、 (Bass Clarinet in B♭×1)、1st Alto Saxophone in E♭×1、2nd Alto Saxophone in E♭×1、 1st Tenor Saxophone in B♭×1、2nd Tenor Saxophone in B♭×1、Baritone Saxophone in E♭×1、 1st Trumpet in B♭×1、2nd Trumpet in B♭×1、3rd Trumpet in B♭×1、4th Trumpet in B♭×1、 1st & 2nd Horns in F×2、3rd & 4th Horns in F×2、1st Trombone×1、2nd Trombone×1、 3rd Trombone×1、4th Trombone×1、Euphonium×1、Tuba in C×1 、(Piano×1)、 Electric Bass×1、 Drums×1、Latin Percussion×5、(Chromatic Percussion ×1) ※( )内の楽器は省略可 |
演奏にあたって [アレンジャーより] |
「いきものがかり」のヒット曲「ありがとう」を原曲のイメージからは少し離れて、サンバのリズムにのせて編曲しました。全体を通して、メロディは原曲に比べてシンコペーションを増やして「よりリズミカル」になっていますが、リズムを意識するあまり、大きなフレーズの流れが無くなってしまわないように注意して下さい。 冒頭と[I]のパーカッションアンサンブルは楽譜上は4小節ですが、場合によってはもっと小節数を増やしても良いと思います。[D]からの4小節間はリズムのキメがあるなかで低音楽器がユニゾンでメロディを演奏していますが、[E][F]のサビの部分が一番盛り上がるところですので、音量を余り大きくせず、クリアに演奏して下さい。[G][H]はAlto Sax Soloです。楽譜にはソロの例がありますが、併記されているコード進行を基にアドリブでの演奏にチャレンジするのも良いかと思います。 (羽毛田 耕士) |
---|---|
リズムセクションの ポイント [プロデューサーより] |
原曲のイメージをサンバのリズムに乗せた編曲で仕上げていますので、リズムに乗って演奏すると、まさに、 『ありがとう』って感じでしょうか。さて、使用するメインリズムは、サンバ(ブラジリアン・サンバ)。 スルードがあるバンドは、ぜひとも、スルードを使用してください。ほかにも、シェイカー、アゴゴベル、 タンボリン等のラテンパーカッションで、リズミカルに演奏してください。(奥田英人) |
アレンジャープロフィール
羽毛田耕士(はけたやすし)
ジャズトランペット奏者、作編曲家。1970年山形県米沢市生まれ。3歳からピアノを、中学生の吹奏楽部でトランペットを始める。東京大学在学中から都内ライヴハウスでジャズトランペット奏者として活動を開始するとともに、主にビッグバンドの作編曲作品も書き始める。これまで「宮間利之とニューハード」「角田健一ビッグバンド」など日本の代表的なビッグバンドで演奏するだけでなく、2006年にはデューク・エリントン楽団の日本ツアーに参加。現在、「森寿男とブルーコーツ」「奥田"スインギー"英人とザ・ブルースカイオーケストラ」等にレギュラー参加する他、リーダービッグバンド「羽毛田耕士ビッグバンド」を率いて活動中。2007年から活動を始めた「三宅裕司 & Light Joke Jazz Orchestra」では演奏の他、全ての編曲も担当。その他、「森寿男とブルーコーツ」「EGO-WRAPPIN'」「東京ブラススタイル」等、さまざまなバンドに作編曲作品を提供している。