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すいパラ~ヒットポップス編
総合難易度(レベル)
編曲者 | 羽毛田 耕士(ハケタ ヤスシ) |
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作曲者 | 植村 花菜 |
楽曲解説 | 植村花菜の通算5枚目のミニ・アルバム「わたしのかけらたち」(2010年3月)に収録されたのが初出。亡き祖母との思い出を綴った9分以上にわたる感動大作で、各ラジオ番組で紹介され出して徐々に話題を呼び、2010年の紅白歌合戦出場決定の報によって大きくクローズ・アップされました。同年レコード大賞優秀作品賞と作詞賞を受賞、紅白出場を経て、2011年1月10日及び17日付けのオリコン・シングルランキングでとうとう首位に到達し、国民的ヒットとなった楽曲です。 |
総合難易度(レベル) | ![]() |
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TP最高音 | A♭ |
ソロ | 1st Trombone(難易度: ![]() |
鍵盤打楽器 | Glocken |
使用パーカッション | Tambourine、Triangle、Claves、 Suspended Cymbal、Wind Chime |
構成 | Piccolo×1、1st & 2nd Flutes×2、(Oboe×1)、(Bassoon×1)、1st & 2nd &3rd Clarinets in B♭×3、 Bass Clarinet in B♭×1、1st Alto Saxophone in E♭×1、2nd Alto Saxophone in E♭×1、 1st Tenor Saxophone in B♭×1、2nd Tenor Saxophone in B♭×1、(Baritone Saxophone in E♭×1)、 1st Trumpet in B♭×1、2nd Trumpet in B♭×1、3rd Trumpet in B♭×1、4th Trumpet in B♭×1、 1st & 2nd Horns in F×2、3rd & 4th Horns in F×2、1st Trombone×1、2nd Trombone×1、 3rd Trombone×1、4th Trombone×1、Euphonium×1、Tuba in C×1、(Piano×1)、 Contrabass in C×1、 Drums×1、(Latin Percussion×5)、Chromatic Percussion ×1 ※( )内の楽器は省略可 |
演奏にあたって [アレンジャーより] |
2010年の植村花菜のヒット曲「トイレの神様」ですが、1st Tromboneのソロをフィーチャーしたゴスペル風のアレンジにしてみました。原曲同様に全編3拍子ですが、リズムは1小節を大きく1つで感じるようにし、フレーズも大きく解釈して下さい。ソロトロンボーンのメロディでコード進行が併記されている箇所は、フェイクしても(メロディを崩して演奏しても)構いません。CDでは楽譜の音符通りですが、書いていないニュアンスを付加しながら演奏していますので参考にして下さい。[C][H]は所謂「サビ」です。1st TromboneのソロからTuttiに切り替わるところで一気に盛り上げているのですが、その中でも4小節単位で音量の大小が指定されています。音量の起伏が無くならないようにして下さい。[D]からはSaxがメロディ、[E]からはFluteとOboeがメロディとなり、1st Tromboneはその隙間を縫うようにアドリブソロを演奏します。コード進行に沿って自由に演奏してみて下さい。最後2小節は1st Tromboneのカデンツァです。楽譜の例に囚われず、自由に演奏して下さい。 (羽毛田 耕士) |
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リズムセクションの ポイント [プロデューサーより] |
アコースティックギター弾き語りのこの曲を、6/8ワルツ的ジャズサウンドで、マイルス・ディビスの世界を表現する編曲に仕上げています。譜面上は、3/4ですが、マスターリズムは、6/8JAZZワルツ風で、2小節単位で進行している感じを出して下さい。シンコペーションは、ホーンセクションと合うようにきっちりフォローしましょう。(奥田英人) |
アレンジャープロフィール
羽毛田耕士(はけたやすし)
ジャズトランペット奏者、作編曲家。1970年山形県米沢市生まれ。3歳からピアノを、中学生の吹奏楽部でトランペットを始める。東京大学在学中から都内ライヴハウスでジャズトランペット奏者として活動を開始するとともに、主にビッグバンドの作編曲作品も書き始める。これまで「宮間利之とニューハード」「角田健一ビッグバンド」など日本の代表的なビッグバンドで演奏するだけでなく、2006年にはデューク・エリントン楽団の日本ツアーに参加。現在、「森寿男とブルーコーツ」「奥田"スインギー"英人とザ・ブルースカイオーケストラ」等にレギュラー参加する他、リーダービッグバンド「羽毛田耕士ビッグバンド」を率いて活動中。2007年から活動を始めた「三宅裕司 & Light Joke Jazz Orchestra」では演奏の他、全ての編曲も担当。その他、「森寿男とブルーコーツ」「EGO-WRAPPIN'」「東京ブラススタイル」等、さまざまなバンドに作編曲作品を提供している。