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すいパラ~ジャズスタンダード編
総合難易度(レベル)
編曲者 | 羽毛田 耕士(ハケタ ヤスシ) |
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作曲者 | James Hamish Stuart, Alan Gorrie, Roger Ball, Robbie McIntosh, Owen McIntyre and Malcolm Duncan |
楽曲解説 | 英国(スコットランド)出身の白人ファンク・バンド、アヴェレイジ・ホワイト・バンドによる全米ナンバー・ワン・ソング(1974年初出/75年1位)。腕利きのミュージシャン集団によるタイトな演奏が印象的なインスト・ナンバーで、70年代を代表するダンス・クラシックとしても有名。オランダの美人サックス奏者、キャンディ・ダルファーによるファンキーなカヴァー・バージョン(1993年)も記憶に新しいところ。ヒップホップ・アーティストから多数サンプリングされている楽曲でもあります。 |
総合難易度(レベル) | ![]() |
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TP最高音 | A♭ |
ソロ | 1st Tenor Saxophone in B♭(難易度: ![]() |
鍵盤打楽器 | Marimba(Xylophone)※( )内の楽器は省略可 |
使用パーカッション | Shaker、Cowbells、 Tambourine、Congas |
構成 | Piccolo×1、1st & 2nd Flutes×2、(Oboe×1)、(Bassoon×1)、1st & 2nd &3rd Clarinets in B♭×3、 (Bass Clarinet in B♭×1)、1st Alto Saxophone in E♭×1、2nd Alto Saxophone in E♭×1、 1st Tenor Saxophone in B♭×1、2nd Tenor Saxophone in B♭×1、Baritone Saxophone in E♭×1、 1st Trumpet in B♭×1、2nd Trumpet in B♭×1、3rd Trumpet in B♭×1、4th Trumpet in B♭×1、 1st & 2nd Horns in F×2、3rd & 4th Horns in F×2、1st Trombone×1、2nd Trombone×1、 3rd Trombone×1、4th Trombone×1、Euphonium×1、Tuba in C×1 、(Piano×1)、 Electric Bass×1、 Drums×1、Latin Percussion×4、Chromatic Percussion ×1 ※( )内の楽器は省略可 |
演奏にあたって [アレンジャーより] |
キャンディ・ダルファーのカバーでも有名になった「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」を原曲のアヴェレイジ・ホワイト・バンドの演奏を基に編曲しました。ファンクのリズムにしっかり乗ってタイトに演奏しましょう。リズムは4分音符単位ではなく8分音符単位で取りながら、その裏の16分音符を感じるようにすると良いでしょう。[A][B][D]のメロディは、アーティキュレーションを意識する余り、リズムが崩れてしまわないように注意して下さい。ベースパターンは音を切るタイミングが正確になるように意識して下さい。[C][E]は特にHorn、Baritone Sax、Tuba、Electric Bassのパートは音を延ばしている時も休符の時も、8分音符単位でリズムを感じながら演奏して下さい。[F]からは1st Tenor Sax Soloです。併記されているコード進行を基にアドリブでの演奏にチャレンジするのも良いかと思います。ソロ以外のパートは16分音符単位のフレーズが細かく入り組んでいますので、それぞれ他のフレーズとどういう関係にあるのか把握しながら正確に演奏するよう心がけて下さい。 (羽毛田 耕士) |
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リズムセクションの ポイント [プロデューサーより] |
マスターリズムはFunk。8ビート、ブラックノリでカッコよく演奏しましょう。本作ではそのノリとダイナミックスを用いて編曲していますので、ブラスセクションとリズム隊がかみ合うように演奏を心掛けてください。 (奥田英人) |
アレンジャープロフィール
羽毛田耕士(はけたやすし)
ジャズトランペット奏者、作編曲家。1970年山形県米沢市生まれ。3歳からピアノを、中学生の吹奏楽部でトランペットを始める。東京大学在学中から都内ライヴハウスでジャズトランペット奏者として活動を開始するとともに、主にビッグバンドの作編曲作品も書き始める。これまで「宮間利之とニューハード」「角田健一ビッグバンド」など日本の代表的なビッグバンドで演奏するだけでなく、2006年にはデューク・エリントン楽団の日本ツアーに参加。現在、「森寿男とブルーコーツ」「奥田"スインギー"英人とザ・ブルースカイオーケストラ」等にレギュラー参加する他、リーダービッグバンド「羽毛田耕士ビッグバンド」を率いて活動中。2007年から活動を始めた「三宅裕司 & Light Joke Jazz Orchestra」では演奏の他、全ての編曲も担当。その他、「森寿男とブルーコーツ」「EGO-WRAPPIN'」「東京ブラススタイル」等、さまざまなバンドに作編曲作品を提供している。